7/10チンチラ初心者セミナーでいただいたご質問への回答
2022年07月10日(日)オンラインチンチラ初心者セミナーを開催いたしました。ご参加いただいた皆さま、アンケートへご協力・ご質問いただいた皆さま、ありがとうございました。ここでは、受講後にお答えいただいたアンケートの結果と、いただいたご質問に対して回答させていただきます。
オンラインチンチラ初心者セミナー
【開催日時】2022年07月10日(日)20:00〜21:00
【参加者】12名(一般参加 4名、JCA会員 8名)
【講師】一般社団法人日本チンチラ協会 栃木県支部長 朝妻慎也
受講者アンケート結果
(1)このセミナーに参加した目的をお聞かせください。(複数回答可)
(2)セミナーに参加されて、チンチラについての理解は深まりましたか?
初心者セミナーを受けてのご質問と回答
チモシーとペレットの比率に関するご質問
はい。チモシーは与えた量ではなく実際に食べた量です。しかし、これは目安です。
例えば、ロットが変わって一時的にチモシーを1日10gしか食べなくなってしまったとします。その場合、チモシーが10gだからペレットは2〜3gで良いというわけではありません。月齢や体重などから、適したペレットの量を割り出し、その量からチモシーとの比率を考えてあげると良いでしょう。
チモシーは理想の量ほど食べられない子が多いです。その比率に近づくよう色々工夫してみると良いかと思います。
トリーツ(おやつ)に関するご質問
まず、おやつは基本的には与えなくても良いものです。健康な体を維持する為に大切な主食の牧草と副食のペレットがしっかり食べられているかが重要です。ですので、牧草とペレットをしっかり食べられる量が与えても良い量と言えます。
例えば、牧草40g・ペレット10gが適量の子の場合、おやつを2g与えて牧草やペレットの摂取量が減るならば、それは与えすぎですし2g与えても牧草やペレットをしっかり食べているならば問題ないでしょう。
うんちに関するご質問
うんちの大きさや量は体格や食事量、与える時間などによっても個体差がありますし、警戒心の強い子は部屋んぽ始めや知らない匂いがしただけでも小さくなることもあり “ どれくらいが小さい ” や “ 何%は小さいのが普通 ” と決める事は難しいです。
大切なのは 『その子のいつも』を知ることです。
毎日、同じ時間帯に食事を与えたり運動したりと生活サイクルがある程度一定であれば この時間帯は小さくなる、この時間帯はたくさんする、1日に何個くらいするという風に『その子のいつも』が見えてきます。それを把握しておくと、いつもと違う時に あれ?とすぐに危険信号に気付くことができるかと思います。
うんちの異常にも、柔らかい・小さい・量が少ない・形がいびつ・気泡が付いている・色やにおいが違うなど様々ありますが、多くはストレス・細菌感染・寄生虫・中毒・多糖・鬱滞・便秘・毛球症・腸閉塞・鼓腸症などによって起こり、中には命に関わる疾患や状態もあります。何が原因かの判断は難しいので、いつもと違うと感じたら受診するのが良いでしょう。
その他のご質問
できる限り高温多湿を避けることが大切です。
外気に触れる時間をなるべく短くするため予め車はクーラーで冷やしておいたり、急ぎでないならば、なるべく気温の低い時間帯を選ぶと良いでしょう。
キャリーはキャリーバッグに入れ保冷剤でバッグ内を冷やすのが良いでしょう。ただし冷やしすぎは危険です。温湿度計でバッグの中の環境をこまめにチェックし調節してあげると良いかと思います。
ご意見・ご感想
受講者アンケートでいただいたご意見をご紹介させていただきます。
ケージレイアウトの例をたくさん見たいので、みなさんの写真を集めたページをHPに追加いただけますと幸いです。
(セミナー委員会から)
ご意見ありがとうございます!今後ケージレイアウトに関する特集ページをご用意したいと思います。なお、現在ケージレイアウトについては、チンチラの基本【2】ケージとケージレイアウトや過去のセミナーレポートにも記載させていただいておりますので、そちらもあわせてご参照いただければ幸いです。・東海・中国・四国・九州 [第2回]オンライン座談会詳細レポート「ケージレイアウトについて」
・北海道・東北・北信越オンライン勉強会レポート「ケージレイアウト編」
セミナー担当講師からひとこと
ご参加いただきありがとうございました!
今後もチンチラとその飼い主さんに寄り添うお手伝いをしていきますので、セミナー等のイベントに積極的にご参加頂けるととても嬉しいです。
(栃木県支部長 朝妻慎也)