JCA会員様のエリア別比率2025年版をご紹介。東京を含む南関東が約4割で、次に多いのは関西エリア、東海エリアとなっています。

季節や地域・住環境により差はありますが、全体平均として室温は20℃～23℃台、湿度は30％～50％台で推移。2024年の年間平均は室温21.9℃、湿度42.6％となりました。特に6月～9月は湿度が高く、6月は49.0％とピークを記録。湿度対策とあわせて防災面の備えもこの時期に見直しましょう。

チラケアにご登録の会員様1人あたりの飼育（登録）匹数は、1匹が全体の61.5%を占め、2匹が18.2%、6匹以上は8.1％でした。
全体平均で見るとJCA会員1人あたりの平均飼育匹数は2.05匹となっています。

「日本」生まれのチンチラさん（ペットショップ、ブリーダー、自宅での繁殖を含む）は全体の32.4％、「海外」出身のチンチラさんは48.7％となっており、昨年度に比べてやや海外出身の割合が増えています。

一番多く登録されているのは『食事』の記録。その他の項目の比率は「薬」が前年度までと比較して増えていますが、これは処方された薬の与え忘れをチェックするために細かく毎日記録されているものと思われます。体重測定やうんちの状態などは日々の変化を確認するためにを定期的に記録を残してご活用いただいています。

チラケアでご登録の多い、2歳～8歳のチンチラさんの性別/年齢別の平均体重です。成長期で体重の変動が大きい1歳までを除き、オスは560～680g、メスは610～680g前後となり、全体的にメスのチンチラさんの方が重く、オスは年齢による差がやや大きい傾向にありました。（※出生地や生育環境、チンチラさんの種類など、様々な要因で同じ性別・年齢でも大きく差が出ることがあります。）

全体では、調査開始以降続でスタンダードグレー、モザイク（パイド）、ベージュ（シナモン）の順位。
都道府県別にみると、調査年で順位の変動もありますが、上記3カラーに加えてバイオレットやエボニーがランクインしているエリアも。

JCA会員1人あたり（1世帯）のチンチラの平均登録数は2.04匹、全体の平均年齢は5.92歳（オス平均 5.72歳、メス平均 6.12歳）。チラケアご登録の最高齢チンチラさんは、23歳。
都道府県別のチンチラ登録数は東京都（21.1％）、大阪府（10.7％）、神奈川県（9.0％）。

チンチラさんの「うんち」は健康のバロメーター。サイズがまちまちだったり、いつもより小さい、いつもより少ないときは危険信号。元気なときの「うんち」の状態を覚えておいて、『いつも』と変わったところはないか観察するのも大事な健康チェックとなります。

通院記録は月ごとにばらつきがありますが、特に7月の「診察（再診）」が他の月に比べて多いことが特徴的です。夏本番を迎える前に、チンチラさんの健康状態を確認したり、暑さ対策を意識した検診や治療が増える傾向があるのかもしれません。また、急な気温上昇により熱中症リスクが高まる時期でもあるため、注意が必要です。

通院目的の内訳を見てみると、「診察（再診）」が全体の約半数を占めており、再診が続くケースも少なくありません。歯の処置や治療に関する記録も多く、歯のケアが飼い主さんにとって重要な課題であることが伺えます。次いで多かったのが「健康診断」で、定期的に健康チェックを行う飼い主さんが多いことが分かります。