保護チラさん現状報告「ハピネス通信」
皆さま、昨年の6月に東京都世田谷区で保護されたチンチラさんについてのご報告です。昨年10月のご報告から実に4ヶ月も間があいてしまった事をお詫び申し上げます。
2020年6月21日に東京の警察署に保護された、バイオレットの女の子(推定年齢2歳)。
その後、日本チンチラ協会が保護預かりし、3ヶ月の遺失物期間に元の飼い主様が現れなかったため、日本チンチラ協会の所有となりました。
(こういう、物扱いの表現はしたくありませんが、今の日本の法律上、物扱いの表現になってしまう事をお許し下さい。)
3ヶ月の保護預かりの期間に、病院で入院・検査もしてもらいました。感染症や病気は見つからなかったものの、体格の割に痩せていて、体重が一向に増えませんでした。
それもあって、里親募集はせずに協会スタッフの元でお世話してもらう日々が続きました。
最初の保護から8ヶ月が経った今もやはり体重は増えず、保護当時からあった被毛かじりについても治りません。ですが、とても元気です。お世話している方の話では、頭が良くて繊細で、強い子のようです。
ちなみに、この保護チラさんには、幸せになってほしいという願いをこめて『ハピネス』と名付けてお世話しています。
里親募集の検討について
体重は増えないし、被毛かじりもある。それを理解した上で、このハピネスちゃんをお迎えしてもいいよ。という方をそろそろ探しても良いのではないか?という話になっております。
ただし、当協会の前身となるボランティア団体「チンチラ飼育研究会」での保護活動をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、しっかりと最後まで大切にしていただける方を見つけるため、里親募集を行う際には審査もあります。
審査に加えて、お迎え後の1年間は、この子の写真と様子を知らせてもらう事も承諾していただいた方にしか、お渡しする事は出来ません。この子が、後のチンチラ生を、愛情をたっぷり受けて幸せに過ごせるように。それだけが願いです。
まだ今現在、里親募集は始めていません。里親募集すると決まった際には改めてお知らせしますので、この子をお迎えしたいな。と思ってくださる方は、もうしばらくお待ちください。
ご寄付の用途について
保護チラさんのために、たくさんの方からご寄付や物資の支援をいただきありがとうございます。
用途をご指定いただいたご寄付に関しては、保護チラさんの医療費等に使わせていただき、剰余分に関しましても、今後の保護活動のために活用させていただきます。
いつも皆様にはご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。
里親募集に関してはまだお答えすることができませんので、お問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。