保護チンチラさん(2023年里親募集予定)に関するお知らせ
一年ほど前にこのような問い合わせがありました。
「マンションの通路に、多分、チンチラ?だと思われる子がいます。キャリー貸してもらえますか?」
場所は東京23区内。キャリーを貸したとしても、捕まえられるかな?という不安はあったものの、近くのスタッフがキャリーを貸すことになり、問い合わせをくれた方が何とか捕まえて、協会で預かる事になりました。
当時、推定1歳バイオレットの女の子です。(現在:推定2歳)
このような場合、まずは警察署に届け出をして、遺失物扱いとなり、3ヶ月は飼い主が現れないかを待つ事になります。
一度だけ「飼っていたチンチラが逃げ出してしまった」という内容の問い合わせがメールでありましたが、一度きりの連絡があっただけで、こちらからの連絡にも返信はありませんでした。
また、その方の問い合わせメールに書かれていた内容から、この子の見つかった状況が違うため、まず違うだろうという事になりました。
保護の経過で食欲不振があり、動物病院で診てもらったところ歯の状態があまり良くないとのこと。それから経過観察を続け、保護から1年以上、スタッフの元で過ごしてきました。
現在は健康状態も落ち着いています。ですが歯のチェックも含めて、定期的に動物病院で診てもらう必要もあるため、問題がない子と比べて、里親さん探しは難航するかもしれません。ですが、この保護されたチンチラの女の子にも、落ち着ける終の住処を探してあげたいと考えています。
どういう経緯で、外に出てしまったのか?など全くわからない状況ですが、せっかく繋がった命です。幸せになる権利があります。
里親募集は更に年が明けてからになりますが、皆さまにお知らせする時期が来たと思い、今回のお知らせとなりました。
今年は捨てられたり、ロストと見られるチンチラが各地で見つかりました。
ペットとして飼われていたチンチラは、外では生きてはいけません。
これからの時期は特に寒くなり、そんな子が1匹でも出て欲しくないと願っております。
一般社団法人 日本チンチラ協会の保護チンチラさんの情報は随時お知らせいたしますので、縁ある温かいお家が見つかりますように。
募集開始となりましたら、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。
(※保護宅プライバシー保護のため、写真の背景を消去しております)
一般社団法人日本チンチラ協会からのお願い
私たち、一般社団法人日本チンチラ協会は、動物保護団体ではない為、一般の方からの保護や里親募集の依頼は、お断りさせていただいております。
しかしながら、飼い主さんが居らず命の危険があると判断した場合、チンチラさんの状態を最優先し、可能な限り保護します。
愛護動物を遺棄(捨てたり置き去りにする行為)することは 動物の愛護及び管理に関する法律第44条により処罰の対象となります。私たち協会は、そのような飼い主さんや遺棄されるチンチラさんが出ないことを切に願っています。