チンチラの引取り(一時預かり)・里親探しの依頼について

当協会は保護活動団体ではないため、原則として里子の引き受けや保護は行っておりません。

ただし、以下の場合に限り、協会スタッフが保護・里親探し・問題解決のためのアドバイスなどをさせていただく場合があります。

  • 飼い主のいないチンチラ
  • 災害時・非常時など、やむを得ない理由がある場合

注意事項

  • 単なる丸投げ依頼(タダで保護・引取りを希望)には応じられません。
  • 飼育方法が適切でない飼い主がいる、保護してほしい等の情報提供のみの場合もお受けできません。
  • ご自身でできる対策を試みた上で解決策が見つからない場合や、やむを得ない事情がある場合はご相談ください。

引取り(一時預かり)に関しては、ご提供いただくケージの指定や動物病院での受診内容など、詳細の条件がございます。チンチラさんの幸せな未来のために、以下の規約・条件をよくご確認ください。


チンチラの引取り(一時預かり)に関する規約

●引取り(一時預かり)をお断りする場合

次のいずれかに該当する場合は、原則、引取りをお断りいたします。

  1. チンチラの老齢または疾病を理由として引取りを求める場合
  2. 飼養が困難であるとは認められない理由による場合
  3. あらかじめ引取りを求めるチンチラの譲渡先を見つけるための取組を行っていない場合
●引取り(一時預かり)時に必要なもの
  1. 引取り手数料(里親探しをする場合)もしくは一時預かり費用(事前支払い)※下表参照
  2. 本人確認できる公的証明書(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証等)
  3. 引取り日から起算して30日以内の動物病院の診断書
    ※「チンチラの引取り(一時預かり)の条件」第3条にて受診時の注意点など、詳細をご確認ください。
  4. 日本チンチラ協会が指定するケージおよびステップなどをらせん状に配置したもの
    ※「チンチラの引取り(一時預かり)の条件」第4条で協会が指定するケージをご確認ください。
  5. 飼育用品一式(フード、牧草、水入れ、チンチラ用砂、砂浴び容器、マットなど)
  6. 『チンチラの所有権放棄届兼同意書』もしくは一時預かりの場合は『チンチラの一時預かり依頼書兼同意書』(原則として、引取り当日に記入・ご署名いただきます)
(1)引取り手数料(里親探しをする場合)
内容JCA会員
(1年以上在籍)
非会員
①相談料0円10,000円
②登録料0円30,000円
③フードや用品などの飼養費50,000円60,000円
引取り手数料合計50,000円100,000円

① 相談料(問題を解決する術が他にないかの相談やアドバイス料)
② 登録料(引取りに向けて保護宅探しや様々な手続きにかかる手数料)
③ 里親が見つかるまで(もしくは預かり期間中)のフード、牧草、消耗品代などの飼養費

(2)一時預かり費用(災害時・非常時などの預かりの場合)※JCA会員限定
預かり期間一時預かり費用
(JCA会員限定)
1か月未満10,000円
1か月~3か月未満30,000円
3か月~6か月未満50,000円
6か月~12か月未満100,000円

※一時預かりはJCA会員限定となります。ただし、災害時や緊急時などの特別な場合には、預かり後にご入会いただくことも可能です。
※12か月を超えるお預かりについては原則受け付けておりません。
※預かり時の移送費や預かり期間中の飼養費については、上記の預かり費用を活用して対処いたします。通院が必要なチンチラの場合や、預かり期間中に病気になった場合の医療費はご負担いただきます。(「チンチラの引取り(一時預かり)の条件」第7条)
※上記の一時預かり費用は清算・返金はございません。

チンチラの引取り(一時預かり)の条件

第1条.引取り(一時預かり)を希望するチンチラの基本情報の提供
  • 写真、名前、性別、お迎え日、生年月日、入手場所などの基本情報
  • 普段の食事内容、生活パターン(部屋んぽの時間や内容)、病歴など
    ※JCA会員の場合、チラケアの基本情報を入力
第2条.現状の確認と相談
  • 手放す以外の選択肢がないか検討(ご自身や身内などで飼い続ける方法はないのか)
  • 面会、Zoom面談、またはメールでの状況確認やカウンセリング
第3条.チンチラの健康状態の確認
  • 直近30日以内の動物病院での診断(診断書)
    • すべてのチンチラ:心臓、歯、腎臓、肝臓、検便
    • メスの場合:上記に加えて子宮検査(妊娠確認含む)

※引取り(一時預かり)前の検診は、可能な範囲で持病の有無を確認するためのものですが、検査項目は医療機関により異なり、全ての詳細な検査を受けることは現実的に困難な場合があります。受診する動物病院で可能な範囲で検査を行っていただきますが、依頼者様は、潜在的な疾患の可能性を含めて動物をお預かりすることをあらかじめご了承ください。

第4条.現在使用しているケージや飼育用品の提供

ケージ一式、フード、牧草、水入れ、チンチラ用砂、砂浴び容器、マットなど
※以下に記載する協会指定ケージではない場合は、新しいものを購入して提供してください。

  • サンコー イージーホーム60ハイメッシュ
  • カワイ コンフォート60 ハイルーフ
  • カワイ コンフォート60+60タワー
第5条.ケージの事前確認

一時預かり先(保護宅)および里親さんの元で継続して使用できるケージかどうか確認させていただくため、事前にケージの状態を詳細に写真で撮影いただきメール添付にてお送りいただきます。
事前に、協会が使用不可能と判断した場合には上記 第4条 に指定するケージをご用意ください。
※写真で判断ができず、提供いただいたケージの状態(改造、さび付き、破損など)によって使用不可だった場合は、処分費用を申し受けます。画像とともに状態も詳しくお知らせください。

第6条.決定権

一時預かり先(保護宅)や里親宅の決定権は、すべて協会にあります。

第7条.医療費負担

一時預かりの場合、預かり期間中に発生した医療費は依頼者様の負担となります。これには、預かり期間中に発覚した不正咬合や心疾患等の治療費も含まれます。また、食事摂取困難、過度の流涎、呼吸困難等の症状が見られた場合、一時預かり(保護宅)メンバーが動物病院への受診を判断することがあります。