チンチラに多く見られる病気【毛咬み(毛咬症)・被毛かじり】 | チラビアくんの豆知識 Vol.76

チンチラに多く見られる病気【毛咬み(毛咬症)・被毛かじり】

こんにちは!チラビアくんだよ🐭✨

こういった症状がある時は治療が必要だから病院に連れて行ってね🐭

【毛咬み(毛咬症)・被毛かじり】
●症状

毛を咬みちぎり毛が短く縮れた状態。自身で咬むこともあれば同居チラによって咬まれることもある。重症の場合、皮膚が見えるほど毟ってしまうことも。

原因は様々考えられており飼育環境などによる精神的な不安や不満からのストレス、その部位に痛みや痒みがある為に咬む身体的ストレス、不均衡な食餌によるもの、遺伝性のもの、内部寄生虫・神経内分泌・内臓疾患(副腎や甲状腺)と関連するものなど。ただし、臓器異常があるから咬むのか 咬むことで臓器異常が起こるのかははっきりしていない。

●対策・予防

飼育環境や食餌の見直し。ストレスの原因が何であるか探り、改善したり取り除く。同居チラが咬む場合は別居させる。

毛咬症は原因の特定が難しく充分な対策がとれなかったり、また咬むこと自体が癖になってしまい完治しないことも多い。その場合は、改善に捉われ過ぎず悪化しないよう気をつけながら上手く付き合っていく方が良い場合もある。

●治療

原因をはっきり特定することが難しいため、明確な治療法はありません。

しかし、結石や鬱滞などの痛みが原因のものは原因の治療をすることで症状も治るため原因を探ることが大切です。

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