一時預かり(保護宅)ボランティア規約
一時預かり(保護宅)ボランティアとは
当協会は保護活動団体ではないため、里子の引き受けや保護は活動内容としておりません。
「やむを得ない理由」がある場合のみ、協会スタッフが保護のお手伝い・里親探しのお手伝い・問題解決のためのアドバイスなどをさせていただく場合があります。そういったときのために、保護宅として活動してくださる方を、JCA会員の中から登録制で募集しています。
協会でチンチラさんの保護活動を行う場合、そのチンチラさんの新しい家族が決まるまで一時的に預かり、お世話をしていただく方を一時預かり(保護宅)ボランティアと定義しています。
一時預かり(保護宅)ボランティアをしてくださる方は、下記の規約をよくご確認の上、フォームよりお問い合わせください。
※チンチラさんの生態を理解されている方、チンチラさんの明るい未来作りを一緒に考えて下さる方を対象としているため、ボランティアのご応募は日本チンチラ協会の活動理念にご賛同いただいている協会会員様に限らせていただいております。
一時預かり(保護宅)ボランティア規約
1.一時預かりボランティア参加条件について
- 一般社団法人日本チンチラ協会(以下「協会」と呼ぶ)の活動理念に賛同し、協会の会員となっていただいている方。(※更新猶予期間の方を除く)
- 心身共に健康な方。
- 保護チンチラを含め、同居動物は災害時同行避難が可能な頭数。
- 愛情と責任・規約を守り、チンチラの幸せを考えられる方。
- 保護チンチラの写真や動画を撮影して送ってもらえる方。
- 保護チンチラおよび依頼者に関する情報を正当な理由なく第三者に漏洩しないこと。(SNSなどに投稿・公開しないこと)
2.所有権について
- 一時預りチンチラの所有権は、原則として協会に帰属します。
- 本規約記載内容に対しての違反が認められた場合、ならびにチンチラを飼育するのに不都合な事実の隠ぺい(経済面・健康面等)、または本規約記載の住所・身分等に虚偽の内容があった場合、または一時預かり期間中における住所変更に際し協会への住所変更通知を故意に怠った場合、その時点で対象のチンチラはすみやかに協会に返還することとします。
- 一時預かりに際しての約束が守られていない(本規約への違反)と協会が判断した場合は、契約不履行として協会は保護チンチラの返還請求をすることができ、一時預かり主はそれに応じなくてはなりません。また一時預かり主が保護チンチラの飼育者として不適格であると協会が判断した場合、一時預かり主と協会の信頼関係が損なわれた場合にも、協会からの保護チンチラ返還請求に応じなくてはなりません。
- いかなる場合においても、一時預かり主は協会からの保護チンチラの返還請求に応じなくてはなりません。
- 譲渡に関しては協会の規定に従って頂きます。(知り合いや親類縁者でも譲渡条件が合わない場合は譲渡する事が出来ません)。
- いかなる理由においても、交配・繁殖を目的とされている方は応募できません。
3.飼育環境について
- 一時預かり主は、保護チンチラを協会が推奨する適切な飼育環境において安全に飼育しなければなりません。(里親同意事項で定められた飼育環境に準じるものとします。)
- 一時預かり主は、協会が推奨するケージサイズ、レイアウトにて飼育していただくようお願いいたします。
- ケージを置く部屋は、一年を通してエアコンなどで室温、湿度調整ができる部屋にしてください。
- 一時預かり主は、協会からのチンチラの面会請求に応じなくてはなりません。それにより飼育状況についての改善要求が出された場合には誠意を持って対応し、保護チンチラの飼育にふさわしい環境を整える義務を負います。協会はそのための相談に応じたり指導したりする義務があります。
- 一時預かり主は、一時預かり中に転居する場合は必ず事前に協会に報告しなければなりません。
- 一時預かり主は、預かり期間中連続して二日以上留守にしない事。
- 預かり期間中は、協会の許可を得た場合を除き、ペットシッターや病院など、通常のお世話を同居家族以外の第三者に任せない事。
- 事故、トラブルや問題が起きた際には、些細なことであっても即座に報告してください。
4.飼育用品について
- 寄付品のフードや牧草がある場合は協会から支給いたします。
- ご自分でフードや牧草の代金を負担して頂ける場合は、協会が認めたフード、牧草をご購入くださるようお願いいたします。
- 一時預かり期間中の、その他の飼育用品(チンチラ用の砂、かじり木等)はご負担くださいますようお願いいたします。
- ケージ、ステージ等は、協会が定めたサイズのものが引き取り先から提供されない場合や、一時預かりのお宅に余分のものがない場合は、協会が用意しますが、譲渡が決まった際には返却をお願いします。
※なお、一時預かり主様には、心ばかりではありますが月3,000円~5,000円を謝礼としてお支払いさせていただきます(里親さんが決まった後、もしくは飼い主様の元へ戻った後に、保護いただいた月数分お支払いさせていただきます)。追加購入いただいたものや飼養費等に充てていただければと思います。
5.医療費・交通費等について
- 一時預かり期間中に保護チンチラの医療措置が必要になった場合は、事前に協会に連絡し判断を仰いでください。
- 高額(10万円以上)の医療費を必要とする場合は、事前に協会に連絡し判断を仰いでください。
- 一時預かり主に責のないケガや病気になった場合は、協会が医療費を負担いたします。事前に連絡がない場合は、医療費をお支払いできない場合がございます。
- 一時預かりに伴う交通費は原則実費で清算いたします。自家用車をご利用いただいた場合、ガソリン代として1㎞20円で交通費としてお支払いいたします。
6.保護チンチラの安全管理について
- 一時預かり期間中、部屋んぽをする際には必ずそばで危険がないか見守って下さい。
- 部屋んぽの際に、戸や網戸などを開けて脱走してしまわないように、必ず窓の鍵をかけるなど、十分な脱走防止対策をしてください。
- 段ボールや布製品など、誤食・誤飲しないようにかじられる場所には置かないでください。
- お子様のみでの部屋んぽはさせないでください。
- 先住チンチラさんがいる場合は、飼育ケージ・部屋んぽなどは一緒に行わず別々で行っていただくようお願いします。(ケージ間の距離も10cm以上離すもしくはケージとケージの間にカバーを入れるなどの対策をしてください)
- 保護チンチラの体調や行動で、少しでも不安なことがあれば協会に相談してください。
- 一時預かり主に責のあるケガ(保護チンチラ、一時預かり主双方)については、協会では保証することができかねますので、安全管理については十分な対策をお願いいたします。
7.連絡・情報共有手段
- 預かり開始後の病院受診依頼や各種ご連絡は、LINEまたはメールを通じて行うこととなります。一時預かりをお願いすることが決まりましたらLINEアカウントの情報提供もしくは専用のLINEグループ、オープンチャットへのご参加をお願いいたします。
助け合い活動のメンバー募集はJCA会員限定となっております。